あらすじ
イソップ物語より。動物の王様、ライオンが気持ちよく昼寝をしていました。そこに1匹のねずみがあらわれて、うっかり鼻の上に乗っかってしまったから、さあ大変。「おれさまの昼寝を邪魔するとは、なまいきな!食べてしまうぞ」ねずみは無事、逃げ出せるのでしょうか・・・。
みどころ
強くて大きいものでも、小さなものの力が必要になる、というお話です。小さなものにしかできないこともあるということ、また、許すことで、返ってくる恩があること、短いお話の中にも考えさせられることがつまっている絵本です。ナムーラミチヨさん作の個性的なライオンとねずみを、丸山ゆきさんが見事に描かれて、深い味わいが感じられます。何度も読み聞かせを楽しめますね。個性が伸び始める3歳~5歳のお子さんにおすすめです。