あらすじ
今日は、しいたけの日。給食で「しいたけ」が出る日です。「ぼく」が、お皿をじーっとながめていると、横でごそごそ音がしました。あみちゃんが、パンの耳をかばんに詰めていたのです。みんなにそれを指摘されたあみちゃんが、言った言葉とは?
みどころ
エンターテイメント溢れる絵本を数多く手がける穂高順也さんの作品。子供の頃は誰でも苦手な食べ物はありますよね。「残さず食べなさい」って言われたって、食べられないものは食べられない。パンの耳をカバンに詰めたことを指摘されたあみちゃんの、機転を利かせた対応も見事ですが、それを聞いていた「ぼく」の葛藤が、何とも素直で、思わず笑ってしまう1冊。好き嫌いなく全部食べられる子に育ってほしいと思うものですが、こういったウィットに富んだユーモアも、子供を成長させてくれます。好き嫌いと葛藤しはじめた5歳~のお子さんにおすすめです。