もうじきたべられるぼく

PIBO(ピーボ)

もうじきたべられるぼく

作品名 もうじきたべられるぼく(モウジキタベラレルボク)
著者 作・絵: はせがわゆうじ 
登録日 2013年9月1日
テーマ 学習やしつけの絵本  食べものの絵本 
対象年齢 5歳から12歳 

あらすじ

もうじき食べられてしまう牛が、おかあさんに一目会おうと、生まれた牧場まで会いに行くことにしました。スリムになって馬のように走りたかった、動物園のゾウやキリンみたいにみんなに愛されたかった・・・誰にも知られずに食べられるのか、と思いながら、やがて牧場へ。優しいお母さんをみた牛がとった行動は?改めて、人は、生き物に生かされているのだ、ということを考えさせられる1冊。

みどころ

人が生きるためには、栄養を取らなければならない。栄養を取るためには、他の動物を殺さなければならない。残酷に思うかもしれないけれど、そうやって、私たちは生きている。ビーフカレーと牛を結び付けられない子供も多いそうです。絵本ならではの、柔らかくて優しい絵のタッチと、それゆえにズシリとくるメッセージは、読み終わった少しの間、読んだ人の言葉を失わせてしまうかもしれませんね。せめて、背筋を伸ばして「いただきます」と言いたいものです。命ってなんだろうと考えることができはじめる4歳~6歳のお子さん、それから、「いただきます」を忘れてしまった大人の方に、おすすめの1冊です。