あらすじ
日本の昔話より。山奥のお寺に暮らす小僧は、栗拾いに行きました。栗拾いに夢中になるうちに、気がつくといつの間にかあたりは真っ暗。ようやくたどり着いた一軒家は、なんと、やまんばが住んでいました。食べられそうになった小僧は、和尚さんにもらった三枚のお札を使いながら、必死に逃げますが、やまんばはどんどん近づいてきます。一枚目のお札で、代わりの声を出させてやまんばの家を逃げ出し、二枚目のお札は山を出し、三枚目のお札は川を出す。命からがらお寺にたどり着いた小僧は、和尚さんに助けを求めます。追いかけてきたやまんばと和尚さんの知恵比べの始まりです!
みどころ
大人にもこどもにも人気のある日本昔話「三枚のお札」。絵本作家 カワダクニコさんの描くやまんばは迫力満点で、泣いてしまうこどももいるかも!?三枚のおふだをどう使うのか?最後の「技比べ」で見せる和尚さんの知恵はさすがの一言です。ぜひ、親子でドキドキしながら話の展開を楽しんでみてください。やまんばにも立ち向かえる勇気を持つ4歳~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。やまんばの迫力をどうするかで読み聞かせの雰囲気も変わってきますが、あまり深く考えず、こどもと一緒に読み聞かせをお楽しみください。