あらすじ
日本の昔話より。むかしむかし、お金持ちのねずみの一家がありました。お父さんは、自慢の娘に、世界一の婿をとらせたいと思いますが、なかなか良い相手が見つかりません。「お婿さんは、ねずみじゃなくても良いじゃないか」と思ったお父さんは、「おひさまこそが世界で一番偉い」と考え、嫁入りのために、おひさまを訪ねますが・・・。世界一の嫁入りを願うお父さんがたどり着いた結論は?
みどころ
童話作家 戸田和代さんと絵本作家 田頭よしたかさんの作品です。今の時代、娘の婿探しにあそこまで奔走するお父さんは、珍しいかもしれませんが、子供の幸せを願う親の気持ちは、今も昔も変わりません。欲しかったものは、実は身近にあった、というお話に、大人自身が気づかされることもありますね。奇想天外な発想と見事なオチで、子供が釘付けになること間違いなしの絵本。「せかいいち」に憧れる5歳~のお子さんにおすすめです。