あらすじ
9人のこびとが、森で一緒に暮らしていました。こびとたちが仲良く暮らすために、大切な3つのルールがありました。「あいさつはおおきなこえで」、「うそはつかない」、「やくそくはまもる」。ところがある日、3人のこびとたちが、軽い気持ちでうそをついてしまいました。そのとたん・・・。
みどころ
こびとのルールは、「ちいさなこびとたちがいきていくちえ」。人が社会を形成して生きていく上で、ルールは不可欠ですが、時に人は、自分たちで決めたルールを守れないことがあります。そんな時、ルールの背景や理由について、子供たちにもきちんと伝えられるようになっておきたいものですね。そんなことを感じさせてくれる1冊。作家の牛嶋浩美さんはユニセフの絵本もつくられていて、「ゆるい社会派イラストレーター」というスタイルですが、そんなゆるさも、この絵本の魅力のひとつではないでしょうか。ルールに縛られたくない3歳~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。