オニのおれい

PIBO(ピーボ)

オニのおれい

作品名 オニのおれい(オニノオレイ)
著者 作・絵: 中田弘司 
登録日 2013年10月2日
テーマ 想像力が養われる絵本  学習やしつけの絵本 
対象年齢 4歳から12歳 

あらすじ

日本霊異記(りょういき)より。むかしむかし、ある村の娘が病気になりました。娘の両親は疫病神に、ごちそうをたくさんお供えしました。ところが疫病神はすでにおらず、代わりに娘の魂を迎えにきたおなかがペコペコのオニが、疫病神に向けたごちそうを全部食べてしまい、オニはお礼に・・・。

みどころ

ずいぶんと食い意地の張ったオニが登場します。なんとなく受けてしまった恩を返さなければという妙な律義さや、上司のエンマさまにこっぴどく叱られる様など、まるで人間のようで、オニに対する親近感がわいてくる1冊。個性豊かなオニのキャラクターにも注目しながら読み聞かせてあげてください。中田弘司さんの描く絵も、物語全体の優しさを演出してくれます。オニを怖がる4歳~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。