あらすじ
イソップ物語より。欲張りな犬がいました。犬が、お肉をくわえたまま橋を渡っていると、川の中にもう1匹の犬を発見します。そして、その犬も、お肉をくわえています。しかも、なんということでしょう、その犬のお肉の方が大きそうに見えるんです。悔しくなった犬は、川の中の犬をおどろかそうと考えて・・・。
みどころ
イソップ物語は短いお話が中心の童話ですが、シンプルだからこそ、読む人によって受け取り方が違うという面白さがあります。「バカな犬だね」「欲張ってはいけないね」「川の中の犬は得したね」などなど。とぼとぼと歩いていく犬の後ろ姿に、親子の感想を重ねてみるのも良し、何も話さず、子供が感じるままに余韻を楽しむのも良いですね。欲張りだけど、何だか憎めない犬は、お母さんにも人気が出そう?他の人のお菓子もほしくなってしまう2~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。