作家紹介
1985年愛知生まれ。静岡県川根本町在住。立命館大学卒業。絵本作家、イラストレーター。インターナショナルスクール イラストスクール・えほん教室 修了。講談社フェーマススクールズ「色鉛筆イラストコンテスト」優秀賞受賞。商品パッケージ、フライヤー、イベントポスターなど広告イラスト等を制作。夢のある作品づくりを得意とする。大自然の中で3歳の男の子を育てながら、創作活動に取り組む。掲載作品
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よくばりな犬
イソップ物語より。欲張りな犬がいました。犬が、お肉をくわえたまま橋を渡っていると、川の中にもう1匹の犬を発見します。そして、その犬も、お肉をくわえています。しかも、なんということでしょう、その犬のお肉の方が大きそうに見えるんです。悔しくなった犬は、川の中の犬をおどろかそうと考えて・・・。
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王さまの耳はろばの耳
ギリシャ神話より。昔あるところに、乱暴でわがままな王様がいました。その王様には、人には言えない秘密がありました。それは、王様の耳がろばの耳だということ。王様は、この秘密を誰にも言っていませんでしたが、ただひとり、床屋だけは知っていました。「誰にも言うなよ」王様は、そう固く口止めしていましたが、我慢できなくなってしまった床屋は、町の外れに穴を掘り、穴に向かって「王様の耳は、ろばの耳ー!」と叫ぶと、すっきりして元気になりました。ところが、その後その穴からアシが生えてきて、風が吹く度にそのアシから「王様の耳は、ろばの耳ー♪王様の耳は、ろばの耳ー♪」という声が出てしまいます。その声は風にのって町に届き、町中が「王様の耳はろばの耳なんだって」という噂で持ちきり。それを知った王様は怒ってしまって、さぁ大変!床屋さん!やばいよ!
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さむがりペンギン
南極に住むペンギンのポポは、ペンギンなのにとっても寒がり。みんな楽しくプールで泳いだり、雪遊びをしたりしているのに、いつもひとりだけブルブル震えていました。「ハワイ」というとても暖かいところがあることを知ったポポは、ハワイに行ってみることにしました。常夏の国ハワイで、ポポは思う存分遊びまわりますが・・・。
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どうしてあたまのうえにねこをのせているの?
いつも頭の上にねこをのせている男の人がいます。雨の日も、風の日も、雪の日も。「どうしてあたまの上にねこをのせているの?」少年の当然の疑問に対して、男の人から語られた衝撃の事実とは!?