あらすじ
日本の昔話より。むかしむかし、神様が動物たちを集めました。「元旦の朝に、私のところに早くきた動物を、12匹、1年ずつ動物の王様にしてあげよう」そう言われて、動物たちは、大興奮。元旦の朝、我先にと、王様のところに向いますが・・・。ちょっとずるいネズミ、お人よしのウシなど、個性あふれる動物たちが大活躍。なんで、十二支はこの順番なの?と聞かれたら、この絵本を読んであげてくださいね。
みどころ
「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」。日本人なら、いちどは耳にしたことのあるこのフレーズ。ご存じ、一二支の順番ですが、その由来ってご存知でしたか?実は、神様の呼びかけがきっかけで、元旦に神様に挨拶に来た順番なんです。なぜねずみが一番で、牛が二番なのかなど、ひとつひとつに意味があって、大人も一緒に楽しめます。十二支の由来以外にも、「犬猿の仲」「道草を食う」「猪突猛進」など、慣用句の由来なども描かれていて、読み聞かせを楽しみながら、学べる絵本です。丸暗記ではなく、意味を考えながら、学べるきっかけになると良いですね。自分の干支に興味がでてきた3歳~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。