あらすじ
のねずみくんの最初の家は、刈り取りがすんだ麦畑の下にありました。おとなりさんは、もぐらさん。二人は楽しく暮らしますが、やがて麦畑が耕されてしまい、引越しをしなければならなくなります。次の家は、崖の上。おとなりさんは、けやきの上に住むのばとさん。でも、話しかけても「ぐるる・・・」としか言ってくれません。やがて工事の人がやってきて、けやきも切られてしまって、また引越し。さびしがりやで、心優しいのねずみくんと、引越しをするたびあらわれるユニークなおとなりさんとの交流を描いた素敵な物語。
みどころ
くろねこのタビシリーズでおなじみの田頭よしたかさんと、たくさんの絵本を出版されている武鹿悦子さんの絵本です。環境の変化に振り回されながらも、懸命に生きる、小さなのねずみくんの姿に、気づいたら応援する気持ちになってしまいます。最後の最後までドラマチックな展開が続くので、お子さんと一緒にドキドキハラハラするストーリーを楽しみながら、読み聞かせをしてみてください。のねずみくんのように何事にも一生懸命な3歳~6歳のお子さんにおすすめの絵本です。