あらすじ
タビは、おすのくろねこ。ある日、とてもはらぺこだったタビは、山の小鳥を食べようと飛びかかりました。ところが、あっさりよけられてしまい、山の斜面を転がり落ちて、トラックの荷台に落ちてしまいます。トラックが止まって降りてみると、海を見渡す丘の上。さあ、はらぺこタビ、どうする!?くろねこのタビが巻き起こすドタバタ冒険劇、はじまりはじまり~。
みどころ
田頭よしたかさんによる、くろねこタビの冒険劇。文字が少ない分、場面の臨場感が引き立ち、「どんな会話をしているんだろう?」と想像をかきたててくれます。なんだか懐かしさを感じる優しい港町が舞台。港からは潮の香りが届いてきそうです。タビが不思議と町の人々の中に溶けこんでいく様子が、とても微笑ましいです。お子さんと、次の展開を楽しみにしながら、読み聞かせしてみてくださいね。冒険に出発だ!3歳~5歳のお子さんにおすすめの絵本です。