作家紹介
1928年東京生まれ。東京都立第八高等女学校卒業。児童詩人・児童文学作家。1983年『詩集ねこぜんまい』で第30回産経児童出版文化賞受賞。2012年絵本『ぴっつんつん』(武鹿悦子 文、もろかおり 絵)でフランスのベビーリーダーズプライズ(赤ちゃんの本の賞)を受賞。児童詩、絵本、再話、翻訳、子供向け伝記など多数執筆。主な詩集に「たけのこぐん!」「雲の窓」、児童文学に「りえの雲の旅」シリーズ、「ヘレン・ケラー」「キュリー夫人」など。掲載作品
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のねずみくんちのおとなりさん
のねずみくんの最初の家は、刈り取りがすんだ麦畑の下にありました。おとなりさんは、もぐらさん。二人は楽しく暮らしますが、やがて麦畑が耕されてしまい、引越しをしなければならなくなります。次の家は、崖の上。おとなりさんは、けやきの上に住むのばとさん。でも、話しかけても「ぐるる・・・」としか言ってくれません。やがて工事の人がやってきて、けやきも切られてしまって、また引越し。さびしがりやで、心優しいのねずみくんと、引越しをするたびあらわれるユニークなおとなりさんとの交流を描いた素敵な物語。
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ちいさいかわのうた
小さい川は走る、海にあいたくて。小さい川は喋る、海のことばかり。小さな川が海に思いを馳せながら、やがて、たどり着く。美しい言葉と絵で表現された、詩の絵本。
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おたまじゃくしは・・・
おたまじゃくしは、生まれるとしっぽをちりちり振りました。すると、周りがちりちりゆれました。やがて、足が出ると、つんつんけりました。やっぱり周りも、つんつんゆれました。大人が子供を見守るような優しい目線で、おたまじゃくしの成長を優しく描いた絵本です。
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おおきさくらべ
昔、大きな鳥がいて、「おれさまはせかいいちおおきい」と自慢ばかりしていました。ある日、鳥は海を飛んで大きさ比べにでかけました。そこで鳥が出会ったのは・・・。