作家紹介
1950年岡山県生まれ。東京都在住。『がたたんたん』(文・やすいすえこ、ひさかたチャイルド)で第12回絵本にっぽん賞受賞。主な絵本に『おならばんざい』(ポプラ社)、『おつかいしんかんせん』(そうえん社)、『ぼくだけのおにいちゃん』『あかいセミ』(文研出版)、『ぼくは一ねんせいだぞ!』(童心社)、『いただきまーす!』『にぎやかなさんぽ』(フレーベル館)、『ともだちやもんな、ぼくら』(文・くすのきしげのり、えほんの杜)など。掲載作品
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ひとりでも へいきだもん
たっくんは、元気でやんちゃな男の子。だけど、たったひとつだけ苦手なことがあるんです。それは、ひとりで「ウンチッチ」ができないこと。でも、ある日、お母さんを怒らせちゃって、怒ったお母さんは、ひとりでトイレしなさいっていうんです。むきになったたっくんは、つい「ひとりでも、へいきだもん」と言ってしまいました。たっくんはひとりでトイレにいけるのでしょうか??
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おーい どこへいった?
まもるくんは、新しい帽子をかぶって、外を走っていました。ところが、急に強い風が吹いてきて、帽子がどこかに飛んでいってしまったのです。帽子を探しているうちに、転んでしまったまもるくん。おやおや、おかしいぞ?背の高い木に囲まれて、いきなりジャングルに迷い込んでしまったのかな?? いいえ、なんと、まもるくんの体が、小さくなってしまったのです!小さくなったまもるくんが、昆虫たちと繰り広げるドキドキワクワクの大冒険。帽子は無事見つかるのでしょうか?
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ゆうたのじてんしゃ
欲しかったものをもらって、つい自慢してしまった。そんな経験をしたことはありませんか?ゆうたくんは、ついに、欲しかった赤い自転車を買ってもらいました。嬉しくて嬉しくて、友達に自慢をしに、公園へでかけました。「ぼくにも乗せてよ!」みんながいいます。でも、ゆうたくんは、誰も乗せてあげません。そんなゆうたくんに、みんなは・・・。
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のぼるとこねこ
夏みたいに暑い、ある日のこと。しんちゃんは、ダンボールに入った捨てネコを見つけます。ところが、やったー!と喜んでいる間に、のぼるくんがダンボールの箱を持って行ってしまいました。のぼるくんは自分のうちで飼うんだと家に連れて行ったものの、お母さんにダメと怒られてしまいました。それでも、しんちゃんに渡したくはないようです。捨てネコの預かり先は見つかるかな?
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よわむしじゃないもん!
「よわむし」という理由で、遊びの仲間にいれてもらえなかったゆみちゃん。泣いてどこかに行ってしまいました。ガキ大将のてっちゃんたちは、ボールで遊びますが、ボールを強く蹴りすぎて、ゴンというライオンみたいな、大きな犬の前に転がっていってしまいました。てっちゃんたちは、あの手この手を使ってボールをとろうとしますが、うまくいきません。みんな、ゴンが怖いんです。無事に、ボールを取り返すことはできるのでしょうか・・・。